イブニング・セッション

プレゼンテーション:田所 淳
MAX + TidalCyclesによるライブコーディング

ライブコーディングとは、プログラムをリアルタイムに実行しながらコーディングする行為自体をパフォーマンスする表現形式です。Sonic PiやOverTone、Gibberなど様々なライブコーディングのための言語やライブラリーが開発されています。その中でもユーザーが多数存在し活発なコミュニティーの存在するTidalCyclesについて取り上げます。TidalCyclesは通常はSuperDirtというSuperColliderのライブラリーを使用して音響生成を行います。今回は、この音響生成部分をMAXに置き換えて演奏する方法について紹介します。さらに、MAXと連携することで通常のSuperDirtではできなかった表現の可能性について考察していきます。


田所 淳 Atsushi Tadokoro
多摩美術大学非常勤講師 / 東京藝術大学非常勤講師 / 東京工科大学非常勤講師 / 慶應義塾大学非常勤講師 / 明治大学非常勤講師。1972年生まれ。クリエイティブコーダー。アルゴリズムを用いた音響合成による音楽作品の創作、ラップトップコンピュータを用いた音と映像によるLive Codingを行う。大学では、openFrameworks、Processingなどの「クリエイティブ・コーディング」についての講義を行う。講義資料は Webサイト(http://yoppa.org/) で公開、多くの学生やクリエイターに活用されている。著書に『Beyond Interaction[改訂第2版] -クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド』『Processing クリエイティブ・コーディング入門 – コードが生み出す創造表現 』など。